ウィザードの部屋

The Room of Wizard

先日、ゼビウス関連の記事を知って遊びに来たと思われる人から「The Room of Wizard」(以下、TROWと記述)について問い合わせがありました。TORWは約10年くらい前に私がHSPの存在を知った時にちょっと弄ってみようと思って開発したミニゲームです。簡単なI/O命令だけさえ押さえるつもりで作ったのであまり凝ったことはしたくないなぁ、と思って、DDRの大祖先である「功夫老師」みたいなものがいいなと考えていました。そして丁度その頃、ドルアーガの塔と再会したこともあって、頭の中はドルアーガだらけ。両者が頭の中で融合して「7x7のフロアにいるギルを16匹のウィザードが囲む」というイメージが浮かんだのでした。

ギルは楯を正面だけでなく、剣を出していれば左側面からでも受けられますが、確かファミコンの裏ドルアーガには「剣を出したままウィザードの呪文を3回受ける」というものがあったな、と思って「剣を出しっぱなし」にすることにしました。やっぱり剣を出したまま、ウィザードのいるフロアを歩けるのって最初のあこがれですからね。そして剣を出しっぱなしにする理由が欲しかったのでストーリーを考えました。うろ覚えですがこんな感じのものです。

いつまでもクリアに失敗しているギルよ。鎧の他に特別なガントレットも授けましょう。そして、あなたのために訓練するためのフロアを用意しました。少しウィザード先生に揉んでもらいなさい。フフフ・・・

イシターより

そういうわでイビルガントレットの設定を少しアレンジして、「剣が鞘から出なくなる」ではなく「剣が出しっぱなしになる」という緑色のハイペーガントレット(エクスカリパーみたいなもの)を持たせるということにしたのです。宝箱もこのバージョンから用意していました。レバーで9229やら643など、ナムコ関連のコマンドを入れると出現します。HSP版では左上で(´・ω・`)ショボーンと瞑想しているドルイドが開眼した遠隔ワープをしてきて出たら即座に持って行ってしまうという設定なのです。このときのバージョンはナムコアーケードヒストリーよろしく、右側にも小窓が開いており、宝箱のヒントやら、全然関係ないメッセージをランダムに表示していました。

VC++で作り直したニューバージョンでは宝箱はギルが取れるようにして、キャラクタも原作と同じように装備に従って描きかえるようにしてしまいました。アイテムも原作と同じ順序で並べ替えるようにしました。ハイペーガントレットの設定は宝箱が取れるようになった関係でなくしてしまい「ボタンが壊れて剣が引っ込まない」という設定になっています。出し入れできるようにしても良かったのですが、後半になると絶対ボタン押さなくなってしまうでしょうね。左で受ける、というズレが私的には楽しいのです。

久々にやってみたら15,000点(rank27)くらい。ハイスコアを見たら38860点。うーん、下手になったなぁ。なお、サイトを移転する際にコンテンツを構築し直していたのと、特に反響もなかったので現在は公開していません。コメントが20人くらい集まったら考える、と言ってみるテスト。