裸の女性が走り回るアクションゲーム

警官の目がイってるところが怖い・・・

以前の日記でもショウエイが開発した世界初の脱衣シューティング「SOS」を紹介しましたが、翌年には素っ裸の女性を主人公にしたパックマンのアレンジゲーム「ストリーキング」を開発していたようです。

このストリーキングというゲームは真っ裸の女性を操作して、追いかけてくる警官をかわしながらドットをすべて消していくというドットイートゲームです。SOSと同様、乳首までしっかり描かれているところにグラフィックデザイナーの意気込みが感じられます。またブラジャーの大きさや乳首同士の距離が広いことから推測すると、巨乳という設定なのかも知れません*1。30年前、既に現代のような時代が来ることを予見したいたのかも知れません。まったくもって恐ろしい先見の明と言えるでしょう(毒舌度120%)。

パックマンと大きく異なる点はドットの消すことが単なる手段となっている点で、本題はフルーツターゲットの代わりに出現する服飾品を集めていくというところです。言わば着衣ゲームと呼べるのではないでしょうか。

服飾品はパンティから始まり、ブラジャー、ワンピース、靴下、コートなどが用意され、ターゲットを取るごとにこれらを着ます。グラフィックも徐々に変化します。そして次のターゲットが出現するようになる、というわけです。個人的には洋服を着た辺りで警官に追いかけられる筋合いはないと思うのですが、それを言ってしまうとゲームとして成り立たなくなりますので目を瞑りましょう。

しかし、このように徐々にグラフィックが変化していくゲームに「ドルアーガの塔」がありますが、これよりも3年も前に同じことをしていたことは感嘆に値します。また、プレイヤーが靴下を取った直後から全体的にスピードアップするのですが、これまたドルアーガの塔に出てくる「ジェットブーツ」を概念を先取りしています。この時代にはパワーアップなどの概念がまだ希薄だったので、このようなフィーチャーを取り込んでいたと言う点には素直に驚きました。

ところで、パックマンと言えばコーヒーブレイクが有名ではありますが、残念ながらこのストリーキングには用意されていません。SOSで非常に凝ったコーヒーブレイクを用意していたショウエイだけに、まったく何ということでしょうか。ちょっとガッカリしました。

そう言えば、SOSを改めて調べてみるとパックマンより半年も先駆けてコーヒーブレイクというものを取り入れていることが判りました。SOSはナムコ販売のようですから、「パックマンへ繋がる何かがあったのではないか」と考えるのは穿ちすぎでしょうか。

*1:まかり間違ってもオレンジのドットは腋毛だと言い張ってはいけません。そうしないとヘソの位置にあるドットが秀樹もビックリのギャランドゥという設定になってしまうではありませんか!