雑誌掲載

隠しゲーム「HEY LAW」

久々に掲載依頼をいただきました。Pipeful Sunday晋遊舎の発行する「iP!」(3月号)に掲載される予定です。開発してから既に6年が経とうとしていますが、未だにこのようなオファーがあるのは感謝しきりです。

実はこのゲームには取ってつけたものではありますが隠しゲームが入っています。スナップ写真にあるゲームがそれです。これはすべてのコースをクリアすれば出現します。スコアは関係ありません。しかし、本当に取ってつけたものだけあって、ゲームバランスはめちゃめちゃです。思いついてから実装までを1時間程度でやってしまったことが原因でしょう。

例えば、消した際のブロックの落下にクセがあります。ループを作った後、なるべく上のほうに積んだブロックのループを壊さないように落下するようにしたのですが、これが仇となり、下手な積み方をすると下のほうに隙間ができ、余計に苦しくなったりします。

今考えれば、ループを作ったときに囲まれたすべてのブロックを消すようにすればもっと良かったと後悔しています。クォースの大きな四角を作ったときのイメージ、と言えば判りやすいでしょうか。

現在は救済ブロックとして、赤い端子が落ちてきます。これをくっつけるとラインで繋がっているすべてのブロックが消えるようになっています。他にもレベルごとに背景イメージを入れ替えたりすれば良かったのでしょうけれど、いい画像が手に入らなかったため、1枚だけで頑張っています。

他、ぷよぷよなどで採用されている壁際で回転した際の押し返し、回転できない場所に入った際にボタン2連打で上下入れ替わるなど、入れても良かったかもしれません。手を入れても良いのですが、そうする場合は独立したゲームにしてしまうかもしれません。

このようなループゲームでバランス良く作られているのは未知数さんの「ロープdeるーぷ+」でしょう。捕えたサカナを使って自分の手駒としてピンチを脱するという、ある種、将棋のコマを用いるようなアイディアが光ります。与えられたミッションをクリアするモードなどもあり、楽しめるようになっています。